天国から地獄
天国から地獄に落ちる経験をしたことってありますか?
僕は今までの人生で5度あります。多すぎますね。
こんな経験何度もしたくないものです。(〃艸〃)ムフッ
直近では一昨年の5月に仮釈放寸前に仮釈放が取り消しになったことがあります。
結局昨年の6月に仮釈放になったんですが、
本当であればその1年前の一昨年の6月には仮釈放になっていました。
その1か月前の5月に仮釈放前の本面接があり、
本面接後の釈前への引き込みが平均4週間、早い人で2週間だったので、
本面から4週間、そろそろ引き込みになるだろうと思っていたところ、
まさかの本面接が取り消しになったんです。
まさに天国から地獄とはこのことで、
告知を受けたときは最初何を言っているのか意味が分からなかった。
理由は「反省が足りない」ということ。
なんじゃそりゃ!?って感じ。
面接では当然のように反省の弁を述べたが、
元々AVメーカーを15年経営していたので、
AVメーカーを経営してる知人からは手紙がよく届いたりしており、
その手紙手紙の内容を女性面接官に問われ、そのことが取り消しになった理由で前代未聞の取り消しだと担当刑務官から言われました。
どのメーカーもネット配信によりDVDが売れなくなり、
ネット販売でのマーケティングを模索していたため、
手紙ではアダルトDVDのプロモーションとして、
Youtubeに動画を投稿してネットに集客する手法を書いたのだが、
これが変な誤解を与えてしまい面接官から、
「勝手に女性の動画を流していいのか?」
「女性の人権は?」
と怒り心頭に質問をしてきたので、
「出演女優は売れるためにパブ全開で宣伝するのを合意の上です」
と説明したのだが、そしたら質問の矛先を変えて、
「あなたの娘さんの裸の動画が流れたらどうですか?」と問われ、
「もちろん嫌です」と答えたら、その後はお叱りの言葉だった。
しかしYoutubeは猥せつ動画を投稿することは禁止で、
あくまでも新作DVDの発売に関する約1分間の猥褻なシーンがないプロモーション動画であることの説明と、
Youtubeに動画を投稿することによるSEO対策上の技術的な説明をしたのだが、
女性面接官は何を言ってるのかさっぱり分からない様子で、
最終的には私の説明が数年前に問題になった、
女性の画像をSNSで拡散したりした「リベンジポルノ」を犯す恐れがあると思われたみたいwww
ただ私が犯した脱税とは関係のないことであり、
そんなに深く受け止めておらず、4週間後には自由の身になれると思っていたんです。。
だから取り消しの告知を受けてからは納得ができず、担当刑務官に抗議のしまくり。
その後、同じ時期に本面を受け、
出所してもシャブをやるとユニット内で豪語していた同僚が仮釈前の引き込みになるのを見て怒りが爆発し、
「シャブをまたやると言って全く反省していない奴が何で取り消しにならないのですか!?」
と担当刑務官に抗議。
その1か月後には、
「出所しても当然盗みはやる。北陸方面はまだやったことがないから、次は石川県か福井県あたりでやるつもり。窃盗ほど簡単に稼げる仕事はない」
と耳にタコができるくらい窃盗の自慢をする奴がいて、
たぶん本面接が取り消しになるだろうと噂になっていたから、
まさかの引き込みに驚くと同時に怒りが爆発し再度担当刑務官に怒りの抗議。
「なんで反省もせず窃盗をまたやると言ってる奴が取り消しにならないんですか!」
「俺もう満期でいいので、本面接だけ受けさせてください。道理が通らないことは到底納得できないから面接官に問い正すことだけさせてください。」
とまあ毎度のことのように自暴自棄になってしまったのだ。
そんな抗議にも、いくらでも愚痴は聞いてやるからと本当に面倒見が良い刑務官だったな、、、
感謝の言葉しかない。
結局本面接では面接官に対して演技をしてでも反省している姿を見せろということなのかね。
再犯率が19年連続で増加してる状況を見れば、
法務省は面接をする面接官の資質を選んで受刑者を面接していないということだ。
こんないい加減な面接で再犯率は本当に下がるのだろうか?
そういえば以前シャブで刑務所に入った同僚が、私が取り消しになったことに対して、
「あんたは演技がヘタなんだよ、俺なんかアカデミー男優賞並みの演技だから」とディスられてムカっ腹が立ったことがあった。
結局その同僚は全く反省していないにもかかわらず仮釈で出ていってしまった。
正直者は損をするということか…
友人からの手紙にも「正義と正論はおさえて」と書いてあったな。
今思い出してもあの出来事はいまだに釈然としない。
理不尽としか思えず、4年間真面目に生活してきたことがバカらしくなりましたね。
「前代未聞の取り消しなら、前代未聞の懲罰になって満期まで壁向いて座ってますから懲罰であがります」
と申し出るほど自暴自棄になってしまったんです。
その後担当刑務官からいろいろとフォローしてもらい気持ちが納まりましたけど(笑)
「仕事上の手紙のやり取りなのに反省が足りないってどういうことなのか!?」
などなど…担当刑務官には相当愚痴を聞いてもらったなぁ(苦笑)。
24、5年位前だろうか、会社を設立した1年目に、
四国のレンタルビデオ店に卸したビデオが意図的にモザイクが5秒ほどズレて無修正の箇所があり、
猥せつ図画販売で高知県土佐警察に逮捕されたことがあります。
結局知らないでメーカーから仕入れて卸した微罪ということで、
検事が作成した長所に指印署名をして10日間の勾留後罰金で釈放されるはずが、
調書の内容の最後を
「〜これからは家族のために真っ当な職に就いて仕事に邁進します」
と検事が読み上げるのを聞いて、
「AVメーカーも真っ当な職だろう!」
「あんたAV見たことあるだろう!」
と頭にきてしまい、
「これからはAV業界の発展に貢献できるような作品の制作に邁進します」
と修正を願い出たら、あの時も検事にいろいろと言われて勾留が延長になりました(苦笑)
あの一件と一昨年の取り消しが似ているんですよね(笑)
当時はその一件で反骨心が湧き上がり、
社会に必要なAVメーカーを目指す!と、
設立1年目年商3億だったのが、がむしゃらに働き4年後には年商17億までに会社が成長した。
今回も同じような反骨心が湧き出てきたから、
出所後はなんの根拠もないけど年商50億以上の会社を作れそうな気がしてなりません(ニヤリ)
ということで、一昨年の取り消しは残念だったけど、
意外と縁起が良いように思えてきたのだ(ニコリ)
弁護士に取り消しになった経緯を手紙で送ったら、「らしいですね」と返信が届きましたが、
今だから言いますが、
もう少し違うアドバイスを期待していたんですよ(笑)
まあ見ててください、
新しいアダルトコンテンツの価値を創造しますから!
ここまで奮い立たせてくれた面接官に感謝です(苦笑)
今日も生きてることが奇跡です。